活動報告

日帰り研修旅行について(2023年9月30日)

令和5年9月30日(土)に、日帰り研修旅行が催されました。今回の参加者は、利用者と職員を合わせ34名です。

事業団では複数の部署を持っており、ふだんは顔を合わせない利用者、職員もいるなか、この機会を利用し、お互いの親睦を深めていくことも1つの目的です。また、研修旅行というからには、ただの遠足とは違います。楽しい1日を過ごすことはもちろんですが、公共の場所での立ち居振る舞いや集団行動でのルールを守ってこそ、お互い楽しい旅行ができることを、実体験を通して理解することも目的の1つとなります。

皆さんを乗せたバスは9時前に事業団を出発。海老名サービスエリアでのトイレ休憩をはさんだのち、最初の目的地に着くまでのバス内で、皆さんに自己紹介をお願いしました。利用者の皆さんには名前と所属のほか、これからどのような社会人になりたいかなどの抱負を話してもらいました。

今回、訪れる見学場所は3か所。自己紹介が終わったあと、最初の目的地である「鈴廣かまぼこの里」に到着しました。まずは昼食です。金目鯛の炙り飯膳を美味しくいただきました。このころ海老名サービスエリアあたりから降り出した雨が本格的になってきていましたが、昼食が終わるころにはすっかり上がり、逆に彼岸も過ぎ9月も終わろうとする季節には似つかわしくない、暑いと感じるほどの好天へと変わっていきました。

食事のあとは、本日のメインイベントと言ってもいい「かまぼこ・ちくわ手作り体験教室」です。すでに練られた魚のすり身を専用のヘラを使って板に盛り付けかまぼこを作り、棒にまとわせちくわを作っていきます。事前に職人さんに作り方の見本を見せていただきますが、なかなか上手くいきません。それでもなんとか形にした自分だけのオリジナルかまぼことちくわが出来上がりました。皆さんが自作したかまぼこを蒸している間、ちくわを焼いている間に、次の目的地に出発です。

2番目の目的地は、「生命の星・地球博物館」です。地球の誕生から現在までの46億年にわたる歴史と生命の多様性を、時間の流れに従いわかりやすく展示してあります。特に圧巻だったのが、想像をはるかに超える大きさの恐竜の骨格標本。まだ人類が誕生する前の大昔には、こんなにも大きな生物が地球上を闊歩していたとは驚きです。時間の都合で常設展のみを駆け足で回り、特別展のご当地菌類展まで回り切れなかったのが残念でした。

次は、最後の訪問地となる3番目の目的地「小田原城」です。大きな博物館をめぐったあとすぐということもあり、皆さんちょっと疲労がたまっています。駐車場から御茶壷橋を渡り、常盤木門をくぐり、本丸にある3重4階の天守閣まで階段で上るのは大変です。さすがは難攻不落のお城だけあります。休憩組は、駐車場わきの藤棚の下で涼を取り、元気組は天守閣登城を目指します。天守閣からの眺めは、両手を左右いっぱいに広げた右手の指先から左手の指先までの範囲で広がる相模湾の海の景色が一望でき、小田原を治めた殿様の気分を味わうことができました。

地球博物館と小田原城を見終わり、すべての見学行程を終えました。あとは、いよいよ自作の蒸しあがったかまぼこと焼きあがったちくわを鈴廣かまぼこの里へ受け取りに向かいます。本日2度目の訪問となった鈴廣かまぼこの里では、かまぼこ・ちくわの受け取りのほか、お待ちかねのお土産購入タイムです。心なしか、ここでは利用者より職員のほうが楽しんでいた印象を受けたのはご愛嬌です。

受け取った自作のかまぼこ・ちくわは、帰りの途につく前のバス内で皆さんに配られました。帰宅後に食べてみましたか? 魚の味がしっかりと感じられてとても美味しかったですね。

帰路、バスの車内では皆さん思い思いに過ごし、定刻に無事事業団に到着しました。皆さん、お疲れ様でした。

日帰り研修旅行について(2023年03月11日)

令和5年3月11日(土)、利用者同士、利用者と職員の交流および利用者の社会経験と見識を深めること、また集団活動のルールや食事のマナ―など身に付けることを目的として、3年ぶりに日帰り研修旅行を実施しました。

今回は、利用者と職員合わせて27名が日帰り研修旅行に参加しました。コロナ感染症対策のため、バス車中でのカラオケは中止しましたが、代替策としてバスガイドを手配し、訪問先の紹介や見どころの説明をしていただいたり、利用者と職員がそれぞれ自己紹介を行うなど車中も楽しく過ごすことができました。

今回の日帰り研修旅行は、普段体験できない歴史や自然にふれる旅として3カ所を巡りました。

まずはじめに、栃木県足利市の代表的な観光名所「足利学校」を見学しました。足利学校は「日本最古の学校」、「日本最古の総合大学」などと言われています。学校跡の建物、庭を見学したり、館内で案内ビデオも見たりして、当時の雰囲気や歴史を感じながら、知識を深めることができました。

次の目的地は「あしかがフラワーパーク」です。 あしかがフラワーパークは、栃木県足利市の花のテーマパークです。年間を通して、広大な敷地に四季折々の花が楽しめます。3月から4月にかけて「春の花まつり」が行われています。2万本のチューリップや菜の花などたくさんの春の花を愛で、その後、昼食もいただきました。

旅の最後は「いわふねフルーツパーク」で、旬のいちご狩りを行いました。いちごの実り方を観察することで、生産者が愛情をかけて育てていることを感じ、生産者に感謝しながらマナーを守って美味しく食べることができました。

今回は全国旅行支援が利用でき、道の駅では電子クーポン券を使って買い物を楽しむなど、大変充実した研修旅行になりました。今回の日帰り研修旅行のアンケート結果を一部紹介します。

  • 足利学校で日本最古の学校入学証をもらうのが楽しかったです。
  • 普段知らなかったことを知れた事も含めきれいな花を観賞できたり、いちご狩りで美味しいいちごを食べることができて良かったです。
  • あしかがフラワーパークが一年を通じていろいろな花が咲くことの素晴らしさ、花にも生命がちゃんと芽吹いているんだという思いを改めて痛感させられました。
  • 時間を守ることは大事だと思いました。事業団の皆さんとバス旅行をして楽しい一日でした。
  • 食事が良かったです。
  • いろいろな利用者と関われてよかったです。
  • 学んだことは、いろんな人と、会話ができたことが良かったです。

今後の希望については、「食事は食べ放題、バイキングがよいです。」行く先は、「上野のアメ横、横浜のカップヌードルミュージアム、富士サファリパークなど行きたい。」という意見がありました。

日帰り研修旅行は、事業団で唯一の大人数が集まるイベントです。様々な現場の利用者や職員が班行動を共にします。3年ぶりの日帰り研修旅行でしたが、大きなトラブルなく、皆さん無事に、そして楽しく過ごされ、今は担当者一同安堵しています。次回も皆さんに楽しんでいただけるよう、より良い旅行を企画したいと思います。全員で集合写真をパチリ!参加者全員が笑顔の日帰り研修旅行でした。

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